ごあいさつ

 1989年の秋にIVUSが初めて臨床応用されて以来、早いもので15年以上が経過しました。その間、IVUSによりPCIのメカニズムや再狭窄の機序が解明され、さらに安全かつ効果的なPCIを行うためにIVUSが果たしてきた役割は非常に大きいものがあります。

 日本ではIVUSが保険適応となっており、誰もがIVUSを使える状況にあります。しかし、実際にIVUSをどのように使ったらいいかよくわからないとか、あるいは変わったIVUS画像を記録したけどそれが一体何なのかがよくわからない・・・といった声を耳にします。また、自分のカテ室ではあまりIVUSをやっていないけれど、IVUSに興味があるので勉強したいという方もいらっしゃいます。

 そこで、ドクター・コメディカル・メーカーさんなどIVUSに携わっている皆様と一緒にIVUSを勉強し、ざっくばらんに意見交換ができるような場を提供したいと考えました。また、最終的には医療向上を目的としています。事務的な手続きの関係上やむを得ず「関東甲信越」という名称になりましたが、エリアには全くこだわらず、どなたでも参加して頂きたいと思います。実際には、年3〜4回研究会を行います。そこでは、「basic course」としてIVUS画像を理解するための基本的事項についてのレクチャーと、「症例検討」として興味深い症例を持ち寄ってディスカッションを行います。

 また、本ホームページにおいては、将来的に「症例についての相談」を受けることができるようにしたいとも考えています。本研究会やこのホームページに対して「こうしてほしい」というご提案があるようでしたら、どしどしご忌憚のないご意見をお寄せ頂ければと思います。本研究会を、皆様と一緒により中身のある会に育てて行きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

菊名記念病院 循環器センター 本江純子




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